蛇とファラオの熱~い関係

 

蛇は、はるか昔から世界の国々で、

聖なる生き物として、信仰されてきました。

 

 

日本の山口県の「白蛇」も蛇信仰の

代表的な例でしょう。

 

今から何千年の前の、古代エジプトのお話です。

 

 

古代エジプトでは、蛇の種類であるコブラを

 

ウラエウス

 

と言い、主権や王権、権力の象徴とし

聖なるものとして扱われてきました。

 

 

ウラエウス(コブラ)はエジプトの女神である

ウアジェト(古代エジプト神話に出てくる女神)の

シンボルとして、壁画などに頻繁に描かれています。

 

 

ウアジェトは下エジプトの守護神とされており

 

下エジプトの象徴でもあり、上エジプトを

守護とするネクベト女神と共にファラオを

守護する女神とされていました。

 

 

ウアジェトは、コブラの姿、またはコブラを付けた

女性の姿で描かれております。

 

 

そのため、このウラエウス(コブラ)のこのシンボルを

身に付けているファラオは、エジプトの統治者であることを

示していました。

 

 

また統治者の証拠として、古代エジプトのファラオは

自らの王冠にコブラの形をした記章と呼ばれるしるしを

つけたのです。

 

 

記章とは、自分の身分などを示すために、帽子や衣服などに

身に付けるにつける権力を表す「しるし」です。

 

 

ファラオの王冠には、いくつかの種類があり、全ての種類に

コブラのしるしが取り入れられておりました。

 

 

コブラは種類にもよりますが「フード」と呼ばれる

皮膚を持ちます。

 

興奮したり、身の危険を感じると、このフードと呼ばれる

皮膚を広げて、上の写真の様に敵を威嚇するのです。

 

このように、古代エジプトではコブラのしるしは神性とし

ファラオそのものが「神」そのものだったのです。

 

そして、コブラは悪しきものを避ける守護者であり

是非をつける審判者でもあったのです。

 

古代エジプトでは、蛇とファラオの関係は切っても切れない

聖なる関係だったのです。

 

 

 

 蛇と言うと怖いイメージがありますが、古代から権力や強さの

象徴だったのです。

 

 

その証拠に、今でも蛇を見たものは、幸せになれるとか

ハッピーな出来事が、舞い降りると言われているのですね。

 

権力の象徴が蛇だったのです。

 

 

そう言えば、クレオパトラが自殺をするときに

自分の胸を噛ませたのがコブラでしたね。

 

クレオパトラはなぜ、コブラを選んだのでしょうか。

 

 

クレオパトラのお話は、また今度、別の

セクションでお話ししますね。

 

 

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