白蛇ちゃん伝説 in 新潟

 

新潟県北魚沼郡と言う所に伝わる

白蛇にまつわるお話です。

 

 

北魚沼郡須栗村と言う所がありました。

 

その村を鎮守している境内に

古木がありました。

 

 

その古木にはしめ縄が飾られており、何百年前の物かも

分からないほど、古くて、大きな古木でした。

 

 

ある日、白アリの大群がご馳走を探し歩いていたところ

古木が置いてある境内の中に入ってきました。


 

白アリの一軍は、境内の古木を発見したと同時に

 

「ご馳走だ」

 

と言わんばかりに、その古木を食い尽くし、食べきれない分は

自分たちの巣に持ち帰ってしまったのです。

 


わき目も振らず一生懸命、ご馳走を運ぶ白アリ。

 

 

その白アリの姿はやがて、境内の近くにある、沼の主である

世にも恐ろしい黒蛇に知られてしまいました。

 


黒蛇は、その古木を連人として愛しており、ずっと黒蛇が

独占してきたのです。

 


しかし、黒蛇が気が付いた時には、古木は見るも無残な姿に

なってしまっていたのです。

 

 

黒蛇は怒り、全身の鱗を逆立て、口から火を吐いて激怒しました。



「大切にしていた古木を、このような姿にした

 白アリめ!許さんぞ!」



その後、白アリと黒蛇の戦いは始まったのです。

 

 

小さい白アリは、大きい黒蛇に噛み殺されたけど、

数の多い白アリは、次から次へと湧いてきています。


 

いくら強い黒蛇と言えども、全身を針でつついてきたり

鱗に食い込んでくる白アリ達には敵わず・・・。

 


黒蛇は白アリの仕掛けてくる攻撃のあまりの苦しさに、

七転八倒をしてもがき苦しみました。

 

 

しかし、白アリと黒蛇の戦いを見ていた、村を鎮守している神様。

 

「黒蛇が怒るのは当然だ!」

 

そうおっしゃって、黒蛇の鱗に食い込み、引っ付いていた

白アリを、そのまま鱗にしてくださったのです。

 

 鱗にくっついていた白アリが、我が鱗になった瞬間から

黒蛇は断末魔の痛みから解放され、勝利を得たのです!

 

 

それからというもの、沼の主は黒蛇から白蛇になり、

その神社と沼と村を守る、神の遣いになったそうです。

 


めでたしめでたし♪

 

 

 

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