期待とは、物事や人間関係に対して
「○○であるべき・あって欲しい」と言う想いを抱く事です。
人はつい自分や他人、物事に対して
「○○になって欲しい」
「○○であるべきだ」
「○○にしなきゃ!」
など、自分の心の中にある欲求や想いを満たそうとし、思い通りに
ならなかった時に、ストレスを引き起こします。
その結果、更なる期待を持ってしまい、何とかして
その欲求や想いの、埋め合わせをしようとしてしまいます。
期待通りの結果を得られても、
心が満たされる訳ではないのです。
それどころか、更なる期待をしてしまうのです。
分かりやすい例を上げましょう。
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95点を取って、自慢げに母親に見せたら
「100点じゃない答案用紙なんて
持ってこないで。恥ずかしい」
と言われ、100点を取ったら、母親は喜ぶだろうと想い
頑張って100点を取りました。
自慢げに、母親に見せました。
すると母親は
「100点取って当たり前よ。次も100点ね。」
と言われ、がっかりしてしまい、悲しい思いをして、
それ以降、何もやる気が起きなくなった。
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と言う経験をしたことがある方もいらっしゃると思います。
この話には2つの期待が存在しています。
100点を取ったら母親が喜ぶかもしれないと言う、子の期待。
100点取って当たり前。と言う、子に対する母親の期待。
このようにして、人は無意識に、他人や物事に対して
期待をしているのです。
その期待が外れると、がっかりしたり、自分を責めたりして
自分に更に高い「期待」を掛けてしまうのです。
その結果、いつまでたっても心満たされることなく、
完璧主義になってしまい
完璧でない物=失敗・間違い
と言うように、1か0かで判断してしまうのです。
自分や他人に期待をして、得られるものって何ですか?
もしあなたが、自分自身や他人に対して過度に
期待をしているならば、期待をするのはやめましょう。
その期待はやがて、コントロールに変わって行き
制御不能になると、相手への否定・非難・批判に変わるからです。
心がソワソワ落ち着かない時こそ、人との
繋がりを大切してみてください。
自分と人との繋がりを信じるのです。
あなが、人との繋がりを大切にし、相手の言葉や考えを
しっかりと理解しようと、心を寄せて行けばその想いは伝わります。
1人でできる事は限られてしまいますが
誰かと一緒なら辛い出来事も乗り越えられます。
過度に期待をしてしまう人は、人との繋がりや関わりについて
見直してみると良いかもしれませんね。
人との繋がりが、あなたの心の新しい扉を開くのです。
期待をするよりも、人との繋がりを意識してくださいね。